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新規事業立ち上げの教科書 ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル*冨田 賢

      2015/04/15

企業発展のカギは新規事業の成功が握っている!
「戦略立案」「新製品開発」「アライアンス」「財務管理」「営業力強化」「事業計画書作成」「社内ベンチャー」もこれ1冊でOK。
「株式上場経験×驚異的なコンサルティング実績」を誇るカリスマコンサルタントが、欧米の最新経営戦略手法を用いて解説する大人気セミナーの書籍化!新規事業の立ち上げを成功に導く、現場に密着したアドバイスが満載!

昨夏に出版されてすぐに購入したものの、なかなか取り掛かれなかった本書。
ようやく読み終えました!
実際に読み始めると面白くて、あっという間に最後まで読んでしまいました。

私はシーネットに勤めるまで、上司から言われた仕事をするということをどこの会社でも続けてきました。
なので、新規事業を立ち上げるということは、まったくの未経験。
でも、中小企業では既存事業がずっと安泰かというと大きな疑問符がつきます。

企業は環境の変化に対応しながら、次なる収益源を作るために、今これからの時代、常に3~5年ごとに新規事業を立ち上げ続けることが存続のカギになります。
新規事業立ち上げの教科書 ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル はじめに より

 かつては一度立ち上げた事業によって、5年や10年、場合によっては20年、会社を維持することができました。
高度経済成長期に会社を立ち上げた経営者の場合、独立したときに構築した事業で、生涯にわたって会社経営することができました。
しかし、外部環境の変化が速くて激しくなるこれからの時代、一つひとつの事業のライフサイクルが短くなってしまうため、一度成り立った事業や製品・サービスで収益を享受できる期間が短くなってしまいます。
そういう中では、3年から5年ごとに常に新規事業を立ち上げ続けられなければ、自社の売上や規模を維持していくことができなくなるわけです。これが新規事業を次々と継続して立ち上げなくてはならない理由の一つです。
新規事業立ち上げの教科書 ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル 第1章 より

どうして中小企業の社長たちが「新規事業を立ち上げなくては!」口々に言うのか、良くわかっていませんでした。
この部分を読んでとても納得しました。
私も自社の現状に甘んじることなく、新規事業を人に任せっぱなしにせず、考え続けなければ、と危機感を覚えました。

また、冨田氏は人材を育てるにも、新規事業を任せることが有効な手段になる、と。

「経営感覚を身に付けた事業部長クラスを育てる」
「新規事業を任せることで若手を育成」
新規事業立ち上げの教科書 ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル 第1章の見出し より

新規事業のアイディアは今日考えて、今日出てくるものではありません。
この冨田氏の教科書に出ているような考え方のツールを使って、いつも考え続けることが大切なのでは?と思います。

これについては「第3章 新規事業でどこに一歩を踏み出すかの戦略立案」に新規事業立案のための手法がいくつか紹介されています。
ただやみくもに考えても思いつきにくいですが、こういう手法を使うと糸口がチラリと見えたりします。
日頃扱っている商品を多角的に観察できる機会にもなります。

また、実際にプランが進み始めたものをどのように現実に出していくのか。
リーン・スタートアップで無駄なく立ち上げ、見込顧客がある、という安全圏内で始める。
また、そのような具体的な顧客がいない場合は、顧客としてのペルソナを入念に作りこみ、そこに商品を購入して頂く気持ちで開発を行う

ペルソナを作りこむという考え方は、いろいろなことにあてはまめて応用できるのではないでしょうか。
先月、LP(ランディングページ)作成の研修を受けましたが、その時にもペルソナを細かい部分まで設定することが大切と教えられました。

名前、年齢、独身か既婚か、出身、出身大学、家族構成、現職、趣味。
その商品を欲しがる理由となるストーリーを最低200字以上で。

ペルソナ設定をした人が、実際にLPを訪れた時にコンバージョン(成約に)結びつくように、LPを作りこみます。
冨田氏によれば新事業についても顧客のペルソナを作ることが推奨されています。

また、自社でアイディアや資金が調達できない時は積極的なアライアンスによっての打破が勧められています。
何もかも全部自前で揃っている企業なんて大企業しかありませんし、大企業は全企業数の10%未満。
大多数が中小企業の現状、その中で全部自前でそろえられることは無理なことは良くわかります。

アライアンスを組み、実際に新規事業をプランニングすることは、足りないことを補う以上に成果があるように思えます。
まず、社内でとどまる働き方をしていると、考え方が固まります。
そこに外部の刺激が入ることで、新規事業以外にも活性化される部分が出てくるに違いありません。
冨田氏もアライアンスを積極的に勧めているコンサルタントの一人です。

そして、新規事業は上手くいくこともあれば、上手くいかない場合もあります。
当然ですし、5個出して1個上手くいけば上々くらいに思った方が良いと思います。
最初の気持ちが乗っている時期には考えられにくい「撤退」についても、きちんと触れられています。

撤収条件を先に決めておくことで赤字流出などを防ぐ!

既存の新規事業に関する本にはあまり書かれていないことですが、新規事業立ち上げにおいての最大のポイントの一つは、あらかじめ撤収条件を設定しておくことです。
私のコンサルティング先企業では、経営会議資料や稟議書にも、「撤収条件」という欄を作ってもらっています。
これは、だらだらとした赤字出血を防ぐことにもなりますし、新規事業を合理的に止めやすくすることで、かえっ て始めやすくするという効果があります。さらには、社長や新規事業責任者のメンツを守るということにもなります。
新規事業立ち上げの教科書 ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル 第8章 より

 

新規事業立ち上げの教科書 ビジネスリーダーが身につけるべき最強スキル*冨田 賢

・何年計画かの時間的スパンを忘れない
・財務知識の初歩
・事業計画書(ビジネスプラン)の作り方
・エレベータピッチ
・新規事業計画の推進力を高めるための方法

こんな小ネタ大ネタを交えて、最後まで読みたくなる。
また、読んだら新規事業を立ち上げたくなると思います!

私も提案されている手法を使っていつも考え続けること。
同時に、新規事業の立ち上げについて必要な知識について、もう少し掘り下げたくなりました。

新規事業プランニングが進み始めた時にも、行き詰った時にも広げたくなる「教科書」としてこれからも何度か読みたいと思います。


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